シーン。ガイド。スコア。
Camera Gridはレンズの前にあるものを読み取り、合う構図を選んで、ビューファインダーの上にターゲットとして描きます。シャッターボタンを囲む輪がスコアです。カメラを向けてからシャッターを押すまでの間に、何が起きているのかを紹介します。
シーンを読み取る
Camera Gridは1秒に何度も、AppleのVisionフレームワークを使ってiPhoneの中で画面を解析します。写真がきれいかどうかを判定しているのではありません。構図の土台になる事実を読み取っているのです。
- 被写体:何が目立っていて、どこにあり、画面のどれだけを占めているか。
- 人物:顔、その向き、目の位置。
- モノ:いくつあるか、見下ろしているのか横から見ているのか。
- 水平線:どこを通り、水平かどうか。
- 線と対称性:消失点、左右対称のファサード、水面の映り込み、曲線。
- あなたの手:モーションセンサーから読み取る、スマートフォンの傾きと角度。
読み取れないものがあるときは、推測せずにスコアを下げます。信号が欠けたことで、スコアが実際より良く見えることはありません。
合うガイドを選ぶ
まずシーンを読み取り、それからガイドを選びます。人物にはバストアップ・ポートレート、真上から見た料理には真俯瞰、廊下には一点透視構図。Autoはそのシーン向けのガイドの中から選び、合うものをターゲットとして描きます。
そして、じっと保ちます。ガイドは少なくとも2秒は画面に残り、切り替わるのはシーンが別の種類のガイドを必要としたときだけです。人が入ってきたとき、モノを足したり減らしたりしたとき、テーブルが画面に入ったとき。読み取りが揺れただけで入れ替わることはありません。
- Auto:Camera Gridが選び、シーンが変わるたびに選び直します。
- 固定:シャッターボタンの上のストリップでガイドをタップするか、ライブラリで「Use this guide」(このガイドを使う)をタップします。もう一度タップするか、Autoをタップするまで固定されます。
- 固定したガイドをシーンが支えられないときは、裏付けのない数字を出さず、スコアを表示しません。
輪がリアルタイムで採点
シャッターボタンを囲む輪がスコアです。フレーミングがガイドにどれだけ近いかを、毎フレーム測っています。近づくほど輪が満ちていきます。
その上では、ライブコーチングがひとつずつ指示を出します。いまいちばん効く変化をひとつだけ、短い言葉で。ロックすると黙ります。
- 黄色:あと少し。
- 緑:ロック。手元に軽い振動が返ります。
- 数字なし:このシーンには、このガイドが測れるものがありません。
ひとつの画面に、3つのレイヤー。
Camera Gridの画面は、3つの層が重なってできています。スクロールすると、ばらばらに分かれます。
シーン
いちばん奥にある、カメラからのライブ映像。
ガイド
このシーンのために描かれた構図。ターゲット、線、被写体を置くべき場所。
スコア
いちばん上の操作部。シャッターボタンを囲む輪と、コーチのひとつの指示。
指示はひとつずつ。
リストを渡すことはしません。改善できる点の中から、いちばん効く変化を選び、それだけを伝えます。今いる場所からではどう動いてもロックできないときは、同じところを回らせるより、何も言いません。

コーチが話すことのすべて
アプリの画面には英語でこのとおり表示されます。数字はシーンによって変わります。
- Pan left a little · Pan right a little
- 少し左へ・少し右へパン。被写体を横に動かしてターゲットに合わせます。
- Tilt up a little · Tilt down a little
- 少し上へ・少し下へチルト。被写体を上下に動かしてターゲットに合わせます。
- Tilt up 4° · Tilt down 4°
- 上へ4°・下へ4°チルト。水平線をガイドの線に合わせます。
- Level up, 2° off
- 水平線が2°傾いています。スマートフォンをまっすぐにします。
- Look further down, 12° · Come up 8°
- あと12°見下ろす・8°起こす。真上や45°から撮るガイドで、カメラの角度を変えます。
- Step closer, or zoom in · Step back, or zoom out
- 近づくかズームイン・下がるかズームアウト。被写体をガイドが求める大きさにします。
- Line them up
- 一列に並べて。モノをまっすぐ一列に並べます。
- Spread them into a triangle
- 三角形に広げて。モノを三角形に配置します。
- Hold the phone upright
- 縦に立てて。まっすぐな線が傾いています。スマートフォンを垂直に立てます。
- Locked
- ロック。何もしなくて大丈夫です。輪が緑になり、振動が返り、コーチは黙ります。

どの写真にも、その一枚の記録を。
写真は写真ライブラリに保存されます。Camera Gridはそのスコアと使ったガイドを、iPhoneの中に記録しておきます。
- シャッターを押した瞬間に表示されていたスコア。あとから計算し直すことはありません。
- 使ったガイドと、ロックしていたかどうか。
- そのガイドでの平均スコアと、その推移。
- 写真を長押しすると、シャッターを押した瞬間のグリッドがそのまま表示されます。
土台にあるカメラ。
- フォーマット
- HEIF · ProRAW
ふだんはHEIF。対応するiPhoneではApple ProRAWも。
- 解像度
- 12 · 24 · 48 MP
1×のメインレンズで48MP。そして本物の24MP。
- ズーム
- 0.5× – 5×
ピンチ、ズームルーラーのドラッグ、またはガイドごとのおすすめレンズ。
- 動き
- Live Photos
オンにすれば、音声付きで。初期設定はオフです。
- 縦横比
- 4:3 · 16:9 · 1:1
縦向きも横向きも、重力から判断。画面の向きのロック中でも使えます。
- 操作
- AE/AFロック
タップでピントと露出、ドラッグで±2 EV、長押しでロック。
すべてはiPhoneの中で。
シーンの読み取りには、Appleの端末上のVisionを使います。採点も、コーチも、撮影の履歴も、スマートフォンの中で動きます。Camera Gridにはアカウントも、アナリティクスも、独自の通信機能もありません。送るものも、送る先もないのです。
写真は写真ライブラリに保存されます。自分のビューアで表示するために、Camera Gridは最新30枚の縮小コピーをアプリ専用の領域に保存します。バックアップには含まれず、アプリを削除すると一緒に消えます。


